年齢階級別転職入職率
平成28年1年間の転職入職率を性、年齢階級別にみると、女性の転職入職率は19歳以下及び60歳以上を除いた各年齢階級で男性より高くなっています。
また、女性の転職入職率を就業形態別にみると、19歳以下を除く各年齢階級で一般労働者よりパートタイム労働者の方が高くなっています。
女性の多くがパートタイム労働者となっています。
転職者の雇用形態間の移動について
平成28年1年間の転職入職者の雇用形態間の移動状況をみると、
「雇用期間の定めなしから雇用期間の定めなしへ移動」した割合は46.9%(前年 48.6%)
「雇用期間の定めなしから雇用期間の定めありへ移動」した割合は16.6%(同 14.7%)
「雇用期間の定めありから雇用期間の定めなしへ移動」した割合は 8.6%(同9.6%)
「雇用期間の定めありから雇用期間の定めありへ移動」した割合は25.2%(同 24.6%)
となっています。
以上の結果から、同形態間での転職を行う人が多いのが分かります。(「なし→なし」46.9%、「あり→あり」25.2%)
転職入植者が、前職を辞めた理由について
平成28年1年間の転職入職者が前職を辞めた理由をみると、
男性は「その他の理由(出向等を含 む)」26.4%を除くと
「定年・契約期間の満了」16.5%(前年15.0%)が最も高く、
次いで「給料等 収入が少なかった」12.2%(同 10.5%)となっています。
女性は「その他の理由(出向等を含む)」23.3% を除くと
「定年・契約期間の満了」13.2%(前年 11.5%)が最も高く、
次いで「労働時間、休日等の 労働条件が悪かった」12.3%(同 13.8%)となっています。
前年と比べると、上昇幅が最も大きいのは、
- 男性「給料等収入が少なかった」で 1.7 ポイント上昇
- 女性は「会社の将来が不安だった」で 2.2 ポイント上昇
となっています。
年齢階級別にみると、男女とも「定年・契約期間の満了」が、
- 60~64 歳(男性 64.5%、女性 50.5%)
- 65 歳以上(男性 61.6%、女性 38.8%)
となっています。
その他に「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」 が 19 歳以下(男性 21.6%、女性 18.1%)で高くなっています。
表 転職入職者が前職を辞めた理由別割合
資料:http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/17-2/dl/kekka_gaiyo-04.pdf