一般的にTOEICと言われているテストは、TOEIC Listening & Reading Testのことです。このテストは、オフィスや日常生活の中での英語コミュニケーション能力を測るテストです。
TOEICと言えば、このテストを指すことが通常ですが、実は、このTOEIC Listening & Reading Testは、英語コミュニケーション能力を公平公正に評価する世界共通の基準としてのTOEIC Programの中のテストの一つです。TOEIC Programとは、2つのテストブランドから成る5つのテストの総称です。
基本的には以下の二つの指している場合がほとんどです。
TOEIC L&R
身近な内容からビジネスまでの幅広い内容で「聞く」「読む」英語力を測ります。社会人のキャリアアップや海外赴任の目安として、また、学生の就職活動や入試に活用されています。マークシート方式のテストです。
問題数200問(リスニング100問・リーディング100問)
制限時間2時間(リスニング45分・リーディング75分)
試験方式 マークシート方式
結果 990点満点
1年に10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)全国80都市で実施
受験料:5,725円(税込)
TOEIC S&W
TOEIC Listening & Reading Testでは測れない「話す」「書く」英語力を測るテストとして注目されています。実際のビジネスシーンに即した問題で、コミュニケーションを円滑に進めるための能力が評価されます。パソコン上で受験します。
問題数19問(スピーキング11問・ライティング8問)
制限時間1時間20分(スピーキング20分・ライティング60分)
試験方式 パソコン上で受験
結果 200点満点
1年に24回(月1回、土曜または日曜の午前と午後に1回ずつ)主要都市他で実施
受験料:10,260円(税込)
TOEICとTOEFLとどっちを選ぶべき?二つの違いは?
高めたいのは、ビジネス英語か、アカデミックな英語力か。
TOEFLはTOEICに比べ、難易度の高いテストとされていますが、それぞれの運営目的が異なるので難易度で決めるというよりも、受験目的で考えると良いと思います。
TOEICはビジネス英語、TOEFLはアカデミックな英語力が問われる出題内容とされています。
サラリーマンの場合は、基本的には「ビジネス英語」になるかと思いますので、特別な理由がない限りはTOEICを選択すれば良いと言えます。