離職理由の多くは、個人的理由で10.7%となっています。
個人理由とは、「結婚」「出産・育児」 「介護・看護」及び「その他の個人的理由」の合計となっています。
離職理由別離職率の推移
離職理由別離職率の推移
平成28年1年間の離職率を離職理由別にみると、「個人的理由」(「結婚」「出産・育児」 「介護・看護」及び「その他の個人的理由」の合計)によるものは10.7%(前年 10.9%)で、前年と比べると、0.2ポイント低下し、「事業所側の理由」(「経営上の都合」「出向」及び「出向元への復帰」の合計)によるものは1.1%(同1.1%)で、数年間横ばいで推移しています。
男女別にみると、「個人的理由」によるものは、男性は8.5%(同 8.7%)、女性は13.7%(同 13.8%)で、前年と比べると男性は0.2ポイント低下、女性は0.1ポイント低下しています。
「事業所側の理由」によるものは、
男性は1.3%(同 1.2%)前年比0.1 ポイ ント上昇
女性は0.8%(同 0.8%)
女性は横ばいで推移しています。
※ 離職理由別離職率 = 離職理由別離職者数 / 1月1日現在の常用労働者数 × 100 (%)
※ 「事業所側の理由」は「経営上の都合」「出向」及び「出向元への復帰」の合計
結婚、出産・育児を理由とする離職率(女性)について
女性について平成28年1年間の結婚を理由とする離職率を年齢階級別にみると、25~29 歳で最も高くなっています。
就業形態別にみると、各年齢階級でパートタイム労働者より一般労働者の方が離職率が高くなっています。
また、出産・育児を理由とする離職率を年齢階級別にみると、30~34歳で最も高くなっている。就業形態別にみると、20~24歳から40~44歳までの各年齢階級で一般労働者よりパートタイム労働者の方が離職率が高くなっています。
介護・看護を理由とする離職率について
平成28年1年間の介護・看護を理由とする離職率を性、就業形態、年齢階級別にみると、男性ではパートタイム労働者の65歳以上、女性ではパートタイム労働者の 55~59歳は他の就業形態、年齢階級に比べ高くなっています。
資料:http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/17-2/dl/kekka_gaiyo-05.pdf