日本人の平均年収420万円ですが中央値は360万円
国税庁が2016年に発表した民間給与実態統計調査によると、日本の平均年収は420万円です。
2022年9月~2023年8月の1年間にdodaサービスに登録した人のうち、20歳から65歳まで約63万人の年収データを調査対象とした平均年収は414万円だったそうです。
調査期間は違いますが、だいたい同じくらいの数値になっています。
他の調査機関とも大きな差はないので、日本人の年収のひとつの目安になるかと思います。
このdodaによる調査データの年収中央値は360万円となっています。
年収中央値
中央値とは、データを大きさ順に並べたときに「真ん中にある値」のことです。
平均年収
全体の合計をデータの数で割った数値です。
平均年収の考え方
平均年収は、多くの調査機関によって調べられているので目に触れやすいですが、年収中央値のデータはあまり多くありません。
平均値は、他よりの圧倒的に大きく稼ぐ人がいると値が高くなってしまうため、感覚的な数値とはズレることがあります。
実際に、平均年収よりも中央値の方が低くなっている傾向があり、この中央値と平均値の両方を考慮する必要があります。
また、平均値のもう一つの代表値として、「最頻値」があります。
これは、個数が多い値を示しているため、大多数のデータの値を知りたい時に役に立ちます。
都道府県別の年収中央値について
dodaによる調査データでは、47都道府県別でも年収の中央値について調べられています。
最も高いのは「東京都」で、年収中央値は400万円でした。
1番高いとされる東京都でも、全国平均年収にはおよばないという結果です。
東京都に次いで、神奈川県が395万円、千葉県が380万円、愛知県・茨城県・埼玉県が370万円となっています。