単行本(ソフトカバー): 280ページ
出版社:文響社 (2017/6/28)
山崎 元 (著)
「やりがいを感じない」「でも失敗したくない」そんな悩みに答える究極のメソッドを紹介しています。
近年、大企業の不正会計や過労による自殺など、日本の大企業が抱える闇が表面化し、大手企業でさえブラック化している現実があります。
看護師の仕事も同様の事が言え、赤字経営の病院も増えるなか、かなり劣悪な職場環境での勤務を強いられています。
一方では、インターネットをはじめとしたテクノロジーの発達は早く、新しいビジネスモデルが次から次へと生まれてきており、世の中には様々な業種、仕事が存在しています。
昔に比べて転職することは、はるかに簡単になっています。
転職サイトの出現も、転職する看護師を増加させるきっかけになりました。
自分の環境にあわなかったら転職することは可能だし、やりたいことがあったらチャレンジするべき時代ともいえます。
かつての終身雇用理想論がくずれつつあるいま、転職しないと決め込んでるほうが逆にリスクです。
一つの職場で働き続けるよりも、転職する事で、もっと良い条件を勝取れる可能性が非常に高いのです。
とはいっても、勤続年数が長いベテラン看護師にとっては、長年働いた職場を辞めるのに勇気がいります。
この書籍は、12回もの転職経験がある山崎元さんが、自身の転職経験に基づき、色々考えすぎてしまって動けない人に対してアドバイスしています。
看護師に限定した本ではなく、転職に悩むビジネスマンに向けた記事ですが、転職のタイミングを逸したと思っている中堅以上の看護師にもかなり参考になる内容となっています。
主な内容としては、社会的に転職が一般化する中で、ビジネスパーソンはどのようなマインドを持ち、人生設計を描けばよいかを明確にしていて、きれいごとだけでない、実際に多くの転職経験があるからこそ書ける、具体的に役立つ実用的な書籍となっています。
以下の項目に当てはまる看護師にかなりオススメです。
- 転職を考えているけど、転職経験は少ない。
- 現在所属している病院に残った方が良いのか悩みを抱えている。
- 中堅クラス以上になっていて、職場で相談できる人が少ない。
- 実際に転職した際にどのように振る舞えば良いか不安がある。